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カーリー [小説な生活]
カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> (講談社文庫)
- 作者: 高殿 円
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/16
- メディア: 文庫
高殿氏は、テレビドラマにもなった「トッカン 特別国税徴収官」の作者さんです。舞台は、第二次世界大戦前夜のインドです。14歳の少女シャーロット=シンクレアが主人公。今の所、3巻迄出ています。この1巻目は、作者も言っていますが世界の名作「小公女セーラ」の様な雰囲気が漂っているんです。少女ばかりの宿舎での生活。400ページと読み応えがあるのですが、あっという間に読み終えてしまう程、面白い小説です。
シャーロットのルームメイトであるカーリーガード=アリソン、本のタイトルにもなっている事からお分り頂けると思いますが、このカーリーが物語の主軸となって行きます。当時、私の頭の中はカーリーの事ばかりでした。仕事中も手に付かなかった位、夢中に読んでいましたねー。
4巻目は、いつ出るのかと高殿氏のTwitterに書き込んでみたけれど、当然反応は無かったですね(笑)
兎に角お勧めしますぞ。
鬼の蔵 [小説な生活]
内藤氏の小説を読むのは、この作品が初めてです。タイトルもおどろおどろしいのですが、内容も実におどろおどろしいのですです。表紙からして怖そうでしたので読むつもりは無かったのですが、darlingが何度も執拗に勧めて来るので渋々本を開きました。
所が!!!
最初から面白い。怖がりで無い方には、私め、かなりお勧めしたいです。
因縁物件専門の曳き屋を生業にする「仙龍」。かなりの男前らしい。ここ大事。そして、広告代理店勤務の春菜(はな)を中心にお話が展開して行きます。
本作はこの「曳き屋シリーズ」の1巻目なので、例の如く、人物や背景の説明が加わりますから、そこは些か鬱陶しい(失礼)かもしれませんが、先がどう展開して行くのかとのワクワク感が半端無いです。続編も読了していますが、早く新作を読みたい
タグ:ホラー
仮面病棟 知念実希人 [小説な生活]
療養型病院が舞台。同じ医大出身の先輩の頼みで、田所病院の当直に入った外科医の速水秀悟が主人公です。最後はありがちな展開であったのが少し残念でしたが、連続物の天久鷹央シリーズに比べると暴力的なシーンがあったり、薄気味悪さが漂う内容になっています。
途中、速水先生が自分の名前を名乗るシーンがあります。「速水。速水秀悟だ」と。私としては出来れば、「秀悟、速水秀悟」と言って欲しかった。「南、朝倉南」じゃないけれど…。
知念氏は、確か現役のお医者様だったと思います。だからか、治療の内容がやけに専門的で怖いというか痛いのが難点かしら。小説で良かったと何時も思うのです。飽く迄も私は…です。
医療サスペンスがお好きな方にはお勧めです。
「ノロワレ」上巻 読了 [小説な生活]
甲田学人/ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション 上巻…。
何て気味の悪い小説なんでしょう…。
気味の悪さと云えば、三津田信三。テイストは違えども、読んでいる間ずっと全身に鳥肌が立っていました。
サブタイトルにもある様に、不気味なマンションが主な舞台となります。上、中、下巻の3冊ものです。下巻まで読了した私としては、果たして3巻に渡る必要があったのかと思う所もあります。
上巻は、解決の見込みも無い状態で終わります。
ただ、一度読み始めた以上は下巻迄読まない訳には行かなくのるのだ。やっぱり結果が知りたいからね〜
ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション (上) (メディアワークス文庫)
- 作者: 甲田学人
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/06/25
- メディア: 文庫
万能鑑定士Qの事件簿《Ⅰ》 [小説な生活]
- 作者: 松岡 圭祐
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/04/24
- メディア: 文庫
何時も有りがちな最初の人物紹介。正直毎度苦痛にも似た感覚を覚えるのですが、小説を進めて行く上では仕方の無い事と思い読み進める。
この『万能鑑定士Qの事件簿』も例外に漏れずそうでして私的には根気が要りました。がしか〜し、最後の方ではそれは、それは夢中になっていました。で、即2巻目を購入。現在は6巻目を拝読中♪
裏表紙の解説には「稀代の頭脳派ヒロインが日本を変える!書き下ろしシリーズ第1弾!!」と書かれています。殺人が起こらないミステリーともどこかに書いてあったような。
伏線に伏線を張り巡らせている、かなり面白い小説だと思っています。
良かった読んでちょ
主人公は”凛田莉子”石垣島出身。で、彼女に憧れるヒーロー?は角川書店「週刊角川 」編集部の”小笠原悠斗”
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