漱石先生の事件簿 猫の巻 [小説な生活]
- 作者: 柳 広司
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/11/25
- メディア: 文庫
柳先生の小説は、今回拝読するのは初めてです。
正直最初は読むのが苦痛でした。何故ならば、漱石先生の性格がそれはもう短気で理屈の通らないものだったので感情を使った為。それは私の単なる好みからですが。
尋ねた質問の返答が無かったりと。こういう人とは関わり合いたくない!!!と云う感じ。
でも、その内何故か引き込まれ、更に最終章では「えーもう終わり?」なんて具合になりました。
柳先生曰くこの作品は、夏目漱石著「我が輩は猫である」を典拠とし,創作したものだそうですぞ
我が輩は猫である。名前はまだない。これは有名なくだりですが、この小説では、名無しの《猫》ではなく、ある理由から先生の家に居候をする事になった探偵小説好きの少年《僕》の目を通して6つの事件?が語られます。
事件と云っても日常にある事で、大事件では無いのであるが。
是非読んでみてちょ
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