飼い主の誤算 [うさな生活]
一難さって又一難
tantoは、病院で点滴と下痢止めを飲ませ、又、3日分の薬を貰ったので家でも飲ませ、確実に着実に元気になって行きました。
体重にしても、4日378gだったのが、今日17日には524gに増えています。仔うさぎは毎日体重が増えるとは聞いていたけれど、流石に1日10gづつも増えると「増えすぎじゃないか!?」と心配になって来た。
正しい知識がないと変なところで神経を使う。
前述の一難さって又一難とは、tantoの事ではなくtorinoの事。
tantoが家にやって来てから様子が変なんです。
まず糞尿の量が激減しました。更に、機嫌が良くなると「ぶっ、ぶっ」と鼻を鳴らしたり、頭を撫でると”ゴリゴリ”と音を立てるのにそれらが無くなってしまった。
tantoが来てから2週間。いよいよその日はやって来ました。
15日の夜、確か気付いたのは23:30頃だったかしら。
torinoが巣箱に入ったままなんです。torinoが巣箱に入るのは、お料理中の時と何かに怯えている時だけ。お料理中と云うのは、多分匂いが嫌なんだと思います。
外に出して遊ぼうと思いケージを開けるのですが、全く出てこようとしない。頭を撫でても、お尻をスリスリしてもピクリとも動かない。「おかしいな」と思いつつも、何時もの気まぐれかと思い放っておきました。
24時近くになり主人が帰宅したので、その旨報告。
torinoは、主人の事が好きで、何時も主人が部屋に入って来ると後追いするんです(ケージの中での事ですが)。
ところが、この日はしない。
巣箱に入ったまま。ピクリともしない。
これは完全におかしい。
この日私は心配でリビングで寝る事にしました。
tantoの餌をボリボリト食べる音は聞こえども、torinoのケージからは音がして来ない。中々寝付けなくて5時には起き上がる事にしました。
恐る恐るケージを覗いたのですが、やっぱり巣箱の中にいる。餌も余り食べていないし、おしっこもしていない。
7時から診療していると云う病院に電話したのですが、何と9時にならないとうさぎは診れないと云うではありませんか!!!医師が出勤してこないんだそうで。
9時では私が家を出なければいけないので、朝連れて行くのは断念したのだけれど、罹り付けの病院に電話をして予約を入れた。夕方診て欲しいと。
会社から自宅に戻る時も気が気ではありませんでした。生きているだろうかと。心での中で「トリノー」と叫びながら車を飛ばしました。危なくない程度に。
帰宅して直ぐ支度をし、巣箱に入っているtorinoのお尻をつんつんしたり、巣箱を動かしたりしてやっとの事でtorinoを出させ、すかさず持ち上げバスケットに。
病院での事。
獣医さんとあれやこれやのお話をし、その中で色々教えて貰いました。
おしっこを自分で飲んでしまううさも居ると云う事、軟便については自分をアピールしていると云う事、お腹が少し張っているとの事でしたが偽妊娠しているからと云う事などなど。
torinoは自分の毛を大量に抜いていたので、偽妊娠しているとは感じていたけれど、今回の原因はそこが大きいそうです。
tantoが来てからおかしくなったので、ストレスもあったんだと思います。
うさぎってデリケートですね。torinoとtantoを会わせてみた時、実はtorinoったらtantoに噛み付いたんです。そんなお話もしたのだけれど、「この前ね、下顎食い千切った子もいたよ」と教えて貰った。
!!!新参者には厳しいのかな…。
飼い主の誤算です。torinoにも、tantoにもストレスを与えてしまった。本当に申し訳ない。2羽お互いに舐め合ったり、駆けっこしたりする姿を想像していたのですが、妄想に終わってしまった…。
うさぎの顎の下に臭腺があるのですが、そこをクシクシし自分の手にまず臭いをつける。その後、仔うさぎ全体にその臭いをつけて上げてからでないと、一緒にするのは難しいと云う事も教えて貰いました。
既にtorinoとtantoを出会わせる事はしないようにしようと主人と決めていたのですが、その事くらいはしておこうかと思う今日この頃。
torinoは病院で点滴を受けました。精神安定剤のようなもの、ポカリスエットのようなもの、ガスピタンのようなものを混ぜ合わした液体です。
で、今日ですが、6時に起きた時に様子を見に行ったのですが、(ΦωΦ)ふふふ・・・・、元のtorinoに戻っていました。多分。
おしっこもちゃんとしていましたよ~。餌もボリボリ食べていましたよ~。元気に動き回っていましたよ~。
(ΦωΦ)ふふふ・・・・、(ΦωΦ)ふふふ・・・・、あー良かった。
嬉しくて?安堵して?涙が出て来た。
あら、私って案外情が深いのかしら…。
泣かないで~、ご主人様っ!!モグモグ。